韓国ドラマ「ファジョン（華政）」歴史ドラマはマラソンに似ている！ 時には「がまん」も必要 韓国女優イヨニの演技が目につくが、それでも見続ける理由
韓国ドラマ「ファジョン 華政」
本格的な歴史ドラマ。
こういう、５０話以上あるような韓国ドラマの場合、同じテンションでずっと続くことはない。
途中でいくつもの山や谷がある。
今１４話に入ったところだ。
前半を盛り上げた、イドクヒョン役のイソンミンが去って、ドラマの中心が失われたような寂しさがあった。
王（チャスンウォン）の追手から逃れて、一人船に乗って日本の長崎に流れ着くチョンミョン。
そこの鉱山で、男装して働き、火薬の原料である硫黄の精製技術に成熟していく。
そして、大人になった貞明公主（チョンミョンコンジュ）としてイヨニが登場。
線も細く、華奢で、主役としては、あまりにも重みがない。
しかも、舞台設定が日本というのがけっこう長く続き、ちょっとダレそうになった。
韓国ドラマ「善徳女王」でも最初、モンゴルに行くシーンがかなり長く続き、ちょっとしんどかった。
やはり、韓国ドラマは、韓国を舞台に展開してほしい。
だから、最初からいきなりアメリカとか、外国で始まる韓国ドラマはあまり好きではない。
韓国ドラマ「相続者たち」（イミンホ・パクシネ・チェジニョク）も、アメリカのシーンは何となく散漫で、退屈だったし、
韓国ドラマ「異邦人」（イジョンソク）も、最初ヨーロッパの街から始まり、今いちのめりこめなかった。
この辺は、好みの問題だと思うが。
韓国ドラマ「チャングム誓い」（イヨンエ）でも、チャングムが宮中を離れて済州島に行ったころから興味がなくなり、けっきょく、見なくなってしまったという経験がある。
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長編のドラマを見る時は、ある程度
がまん
も必要だったりする。
すぐにあきて、見るのをやめると、後で損をすることになるのだ。
１３回が終わり、ようやく１４回で、またおもしろくなりそうになってきた。
イヨニの演技はあいかわらずだ。
イヨニという女優は、つまり、
顔の表情から、感情を読みとることができない顔
なのだ。
そんな人がいるだろう。
何を考えているのかわからない顔
そんな顔なのだ。
困っているのか、悩んでいるのか、何かをたくらんでいるのか、
そんなことが、顔の表情からはいっさい読みとれない。
いい意味でいうと
ポーカーフェイス
だ。
こういう人は、プロ野球の投手や、韓国ドラマ「オールイン」のイビョンホンのような勝負師に向いている。
ただ、このポーカーフェイスも、演技力のある俳優が演じると、まったく違うことに注意する必要がある。
韓国ドラマで、見ている者を感動させるには、
顔の表情の激しい動き
で、感情をつたえる能力が必須だからだ。
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