韓国ドラマ「ファジョン(華政)」が今韓国で大人気!歴史ドラマを見ると「トク」する理由
歴史ドラマは奥が深い。
特に、きちんとした史実にもとづいて作られている歴史ドラマは、じっくり見ないと、だいじな場面を見のがしてしまう。
韓国では、やはり、歴史ドラマは人気が高いので、史実にもとづかず、いい加減な内容の韓国ドラマをつくると、視聴者からクレームがくる。
中には、歴史ドラマ、というかたちをとりつつ、まったく自由にストーリーを展開しているものもある。
韓国ドラマ「太陽を抱く月」(キムスヒョン・ハンガイン)
もそのひとつ。
これは、まったく架空の歴史ドラマだ。
もちろんこのドラマもヒットした。
だが、時代背景がはっきりしない分、恋愛ドラマの要素は楽しめても、歴史ドラマ独特の、知的興味をそそる部分が少なかった。
その点、今韓国で放映されている
韓国ドラマ「ファジョン(華政)」
の完成度は高い。
もちろん、すべてが史実にもとづいているわけではなく、そこにはドラマとしての脚色はある程度ある。
だが、大枠としては、歴史上の人物が登場するので、見る方は、歴史を楽しみつつ、ドラマとしてのおもしろさも味わえるわけだ。
いろんな勢力がいて、どちらにつくかの駆け引きは、まるで、現代ドラマとまったく同じだ。
王といっても、けっきょく、ひとりでは、何もなすことができない。
政治力がないと、生き抜いていけないわけだ。
だから、歴史ドラマは男性に人気があるのだろう。
音楽もいいし、迫力がある。
歴史ドラマでは、大人の男性は基本的に
ヒゲ
をのばしている。
歴史ドラマでヒゲをはやしていないのは、
内侍 내시
と呼ばれる去勢した臣下たちだけだ。
つまり、ヒゲをそっているのではなく、ヒゲが生えないようになっているのだ。
このへんのくわしい話は、
韓国ドラマ「王と私」(オマンソク・コジュウォン・クヘソン・チョングヮンニョル)
でくわしくえがかれている。
韓国ドラマ「王(ワン)家の家族たち」
で、どうしようもない夫役を演じたオマンソクが主役だ。
私は、韓国ドラマ「王と私」の時のオマンソクのおさえた演技が印象的だったので、
「王(ワン)家の家族たち」の
チャラチャラしたホソバン(オマンソクの役名)のキャラクター
に、最初しばらくなじめなかった。
演技によって、こうも変身するものかと、俳優の演技力には驚くばかりだ。
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