2016 おすすめ 韓国ドラマ 「記憶 原題 기억」イソンミン アラフォーから魅力を発揮する俳優 「喪失」の記憶と向き合う。
韓国ドラマ 「記憶 原題 기억」(キムジス・チョンノミン・パクジニ・イジュノ)
イソンミンが主役を演じる、おそらく初めてのドラマだ。
イソンミンは遅咲きの俳優だ。
助演として数限りないドラマに出演しながら、主演は、このドラマが初めて。
私がイソンミンをはじめて見たのは、
韓国ドラマ 「パスタ」(コンヒョジン・イソンギュン)
支配人の役だった。
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その後、
「ミセン 未生」(イムシワン)
「ゴールデンタイム」(イソンギュン・ファンジョンウム・ソンソンミ)
「ファジョン(華政)」
と、存在感のある演技を見せて、徐々に評価が高まる。
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この韓国ドラマ 「記憶」に出てくるイソンミンを見ていると、若い世代から見た
理想の上司
と呼びたくなる。
イソンミンは、やり手の弁護士。イソンミンの所属するローファームは、チョンノミンが代表をつとめる、政財界に力のある事務所だ。
最大の顧客は、財閥グループ。
さしずめ、韓国でいうと、
KIM & JAN
のような感じだろうか。
イソンミンは、クライアントのためならどんな手段もいとわないやり手の弁護士だ。
財閥グループの生意気な副社長(これがほんとに憎たらしい)の傍若無人なふるまいを見ても、節制した態度で接する。
グループが経営する病院の医師が、患者に誤って抗がん剤を投与したことから患者を死に至らせる。
そして、そのことを、病院に勤務するベテラン医師が内部告発。
薬を誤投与した医師は、この財閥グループの娘婿となる予定の人物であり、父親は、政府の高官につく予定の人物。
何としてもこの事実を知られてはならない。
イソンミンは、内部告発をした医師と会い、その医師の娘の結婚式が近いことを知る。
そして、あることから医師の弱点をつかんだイソンミンは、その事実を駆け引きに医師に内部告発の撤回を迫る。
そのことが思いもかけない不幸な結果を生む。
やり手の、血も涙もない弁護士であるイソンミン。
そんなイソンミンが、健康診断の結果、若年性アルツハイマーであることを告げられる。
得意の絶頂から絶望へ、という展開は
韓国ドラマ 「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」(キムレウォン・チョジェフン・チェミョンギル・キムアジュン)
と似ているし、らつ腕のやり手の弁護士が、あるきっかけから、違う人間になる、という展開は、キムミョンミンの
韓国ドラマ 「弁護士の資格~改過遷善」
とも似ている。
だが、このドラマはもっと人間的だ。
アルツハイマーは、記憶の障害である。
記憶は思い出であり、記憶を失うということは思い出を失う、ということでもある。
イソンミンには、つらい喪失の記憶がある。
過去の喪失の記憶と、現在の記憶を失っていく、ということがどんなことなのか。
人間とは何か、という問いかけを含んだ、とてもいいドラマで、目が離せない。
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