冬ソナ・チェジウの母だった韓国女優キムヘスク が「国民のお母さん」と呼ばれる理由「 覚悟」を決めた女優の迫力の演技 韓国ドラマになくてはならないその存在感

150922kimhaesook

キムヘスクは、えたいの知れない女優だ。

韓国女優の中でも、今いちばん売れている女優だ。

とにかく、作品が途切れることがない。

韓国では、キムヘスクを

国民のオンマ(お母さん)
と呼んでいる。

 
これは、ベテラン女優に対する、最高の賛辞だ。

 
キムヘスクは、かつて、

韓国ドラマ「冬のソナタ」(ペヨンジュン・チェジウ

で、チェジウの母親役を演じた。

 
だが、今、そのころの、かわいいイメージは姿を消している。

 
今のキムヘスクにあるのは、

迫力
そのもの。

 
母親役を演じても、ただの子どもを包み込むだけの母親ではない。

子どものためには、自分の命すら差し出す、そんな母性が、キムヘスクが演じる母親だ。

 
その片りんを示したドラマが、

韓国ドラマ「白い嘘 原題 하얀 거짓말」

だった。

150922kimhaesook2

子どもを守るためには、どんな犠牲をもいとわない、母の愛と、その孤独。

ラストも壮絶だった。

 
そんな母のおもかげは、大ヒットした


 韓国ドラマ「ピノキオ」(イジョンソク・パクシネ・キムヨングァン)

でも、存分に発揮されていた。


キムヘスクは、20代から芸能活動を始めた。

結婚とともにいったん、ドラマの世界から離れるが、演技に対する情熱はおさえがたかった。

だから、自分から売り込んで、ドラマへの出演を勝ちとったりしたという。

 
結婚していることも隠し、妊娠していることも隠し、そうやって、なんとか役をもぎとった。

 
だが、30代の後半になり、そのころは、その年齢の女優には母親役しかなく、演技に関して行きづまりを感じる。

そして、40代でレストランの経営に乗り出すも、失敗して、巨額の借金を背負うことに。

 
トーク番組で、キムヘスクは、そのころのことを振り返り、

いちばん、美しい季節である40代を、つらい思いで過ごした
と語っていた。

 
そんな中で、また女優に復帰して、俳優として活躍することになる。

キムヘスクには、成人した娘がふたりいる。

夫とは死別したという。

 
キムヘスクの私生活は、ベールに包まれている。

 
娘たちが、「ふつうの社会」人として生活することを望んでいるため、いっさい、娘たちについても公表していない。

 
キムヘスクが、たえまなく作品に出演しつづけるのは、演技に対する情熱もあるが、借金があったことも大きい。

 
キムヘスクの先輩にあたる、韓国女優ユンヨジョンも、離婚後、芸能界に復帰し、二人の息子を育てるため、仕事を選ばず、どんな作品にでも出た、という。

そして、生活がかかっている時ほど、たくさんの仕事をこなすことができる、とも。

 
一人で生活を支えていかなければならない、という差し迫った事情と、演技に対するあふれる情熱。

キムヘスクの生活には、演技以外のよぶんなものが、何もないようにすら見える。

その潔い態度が、キムヘスクの演技をより奥深く、味のあるものにしているのだろう。


韓国ドラマ ブログランキングへ
ではまた

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ