2016 ユアイン 兵役入隊! 20代最後の韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」第20話 ついに新しい国朝鮮の建国に向けて動きだすのか? ユンソナの演技も見もの
韓国ドラマ「六龍が飛ぶ 原題 육룡이 나르샤」第20話
ユアインの兵役入隊前最後の記念すべきドラマ「六龍が飛ぶ」
歴史ドラマであり、SBSが開局25周年を記念して制作したドラマ。
全50話の大作だ。
出演は、キムミョンミン、チョンホジンなどベテラン俳優と、ピョンヨハン(韓国ドラマ「ミセン(未生)」)、シンセギョン、ユンギュンサン(韓国ドラマ「ピノキオ」)など今大活躍の若手俳優たち。
これでおもしろくないはずがない。
また、ユンソナも出演している。
この韓国ドラマ 「六龍が飛ぶ」の中のユンソナは、今までとはまったく違う、迫力の演技だ。
歴史ドラマのおもしろさは、なんといっても、時代が大きく動くダイナミックなところ。
今、韓国の三つ子(テハン・ミングク・マンセ)のパパとして大人気のソンイルグクが出演した
韓国ドラマ「チュモン朱蒙」
は、高句麗の創設期をえがいて、視聴者を魅了した。
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この「六龍が飛ぶ」は、高麗(コリョ)から朝鮮に向かう時代をえがく。
腐敗しきった高麗を終わらせ、新しい国
朝鮮 チョソン
を建国する、という壮大な物語。
だから、このドラマ「六龍が飛ぶ」の中では、王は主役ではない。
実際、王の存在は、大義名分のためだけにある。
高麗の王は、現実から目をそむけ、家臣の言うがままの存在だ。
チェヨン将軍は、そんな王の姿を目の当たりにしながらも、無謀な手段に出る。
遼東(ヨドン)に進出して、明と直接対決しようとする。
それは、家臣たちすべてが反対するあまりにも無謀なたたかいだ。
キムミョンミンは、ついに、チョンホジン(イソンゲ)を立てて、高麗を倒すことを決意する。
チェヨン将軍を幽閉し、王の裁可をえて、イソンゲが新しい国朝鮮を建国するというシナリオだ。
王に刃向かうことは、謀反(むほん)であり、死を意味する重罪だが、そこに大義名分が加わり、新しい国・朝鮮の王イソンゲ、となれば、まったく反対の意味をもつ。
それは革命であり、現在の高麗の王の存在が不法になるからだ。
こういう視点のダイナミックな転換が、歴史ドラマのおもしろさだ。
韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」は、ようやく、最高におもしろい段階に達した。
ユアイン演じるイバンウォン(李芳遠)は、イソンゲの5番目の息子であり、キムミョンミン(チョンドジョン-鄭道伝)を師と仰ぐ人物。
ユアインは、新しい国を起こすことが正解だと考えている。
ついに、これまで準備していたことを実践に移す時が訪れたのだ。
ユアインの
チェヨン将軍は、本当に私心のない人だ。
だが、チェヨン将軍の中には、民もいない。
という言葉が胸を打つ。
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理想の国の建国に向けて、夢を語るユアインの表情は、ちょうど、
韓国ドラマ 「密会」(キムヒエ)第6回
で、キムヒエのことをソンセンニムと熱く語っていた時のイソンジェを思い起こさせる。
ユアインの、この繊細な表情が好きだ。
歴史ドラマというと、重厚さが求められるため、俳優もそれなりの年齢に達していることが多い。
だが、この韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」は、ユアイン、ピョンヨハン、シンセギョンなど、若い俳優たちと、ベテラン俳優たちのバランスが絶妙にとられている。
これが、主役がキムスヒョン、イミンホ、イジョンソクあたりの韓流スターだったら、彼らが完全に中心になってしまって、まったくおもしろくない歴史ドラマになっていただろう。
そういう意味で、ユアインという俳優のもつ底力を感じる。
ユアインは、カリスマをもちながらも、共演の俳優たちのよさを引き出すすべを熟知している。
ユアインが若いが、成熟して見えるのは、そういう部分があるからだ。
ユアインの兵役入隊が惜しまれてならない理由のひとつである。
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