おすすめ 韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」第17話 ユアインと キムミョンミンが主役だが、ユアイン(イバンウォン)の存在が大きい


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韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」第17話
ユアインの命をかけた勝負によって、海東甲族(ヘドンガプチョク)全員の署名をえたイソンゲたち。

彼らは、権力を私物化する、

ホンインバン(チョンノミン)

キルテミ(パクヒョックォン)

を捕らえに向かう。

このドラマ「六龍が飛ぶ」には、官僚たちは登場するが、王は登場しない。

実際の政治自体を動かしているのは、官僚たちだということなのだろうか。

ただ、名分が必要なために、王の存在がある。

どんなたたかいでも、名分なしには始めることができないのだ。

この様子を見ていて、芥川龍之介の「侏儒の言葉」の一節を思い出した。

 
『正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであろう。
 正義も理屈をつけさえすれば、敵にも味方にも買われるものである』
 
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時の流れを読み、時代を動かすと決めて行動した者が、「正義」を手に入れることができるのかもしれない。

結局、正当性とか、大義名分というものは、後づけに過ぎない。

 
早く行動して、天下をとった者が、歴史の主人公になることができる。

これと似たようなことは、現実の政治にもあるような気がする。

17話まで見て、この「六龍が飛ぶ」の主役は、キムミョンミンとユアインだが、比重的にいうと、じゃっかん、ユアインに傾いている気がする。

ユアイン演じるイバンウォンは、目的のためには手段を選ばない人物という点で、

韓国ドラマ「善徳女王」(イヨウォン・コヒョンジョン・オムテウン)
で、キムナムギルが演じたピダムに少し似ている。

 
ユアインは、いつも、時代の流れの先を読み、決断も早く、行動も大胆だ。

韓国ドラマ「根の深い木」では、イバンウォン(ユアイン)の後の姿である、太宗は、厳格な王だった。

その片りんが、今のユアイン(イバンウォン)の中にすでにあった、ということなのだろう。






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