韓国語をネイティブっぽく発音するコツ① 韓国ドラマ「キリ 錐」を見ていて気づいた 発音より大切な 「イントネーション」
韓国語をネイティブのように話すために、いちばん重要なのは何だろうか。
発音のうまい、下手もあるが、なんといっても一番重要なのは、
イントネーション
だ。
歌でいえば、リズム感というか。
個々の韓国語の発音が良くても、イントネーションがダメだと、まったくネイティブっぽく聞こえない。
逆に、ひとつひとつの韓国語の発音はそれほどうまくなくても、イントネーションが完ぺきにネイティブのようだと、それらしく聞こえるものだ。
つまり、つかみはOK!
というやつである。
完ぺきなイントネーションで話し始めると、韓国人も
この人はネイティブだ
と思ってくれるのだ。
だから、韓国語を話す時は、個々の発音よりは、全体的なイントネーションに気をつけよう。
具体的には、韓国ドラマで俳優たちが話す時のイントネーションをつかむことだ。
そして、歌を歌うように、そのイントネーションに乗って韓国語を話してみる。
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それをやるだけで、今ある韓国語の実力より、
2倍
はうまく聞こえるはずだ。
それをつくづく実感したのが、
韓国ドラマ「キリ 錐 原題 송곳」(チヒョヌ・アンネサン)
を見ていた時だ。
このドラマは、ネットの漫画が原作のドラマで、韓国で実際にあった、外資系スーパーでの大規模な労働運動をえがいている。
このスーパーはフランス人が経営している。
だから、チヒョヌの上司もフランス人だ。
フランス人だが、英語を話す。
だが、この英語が、どう聞いてもフランス語にしか聞こえない。
それは、個々の英語の単語もフランスなまりである、ということに加えて、
イントネーションが完全にフランス語だから
であるということに気づいた。
このマネージャーはもちろん、英語自体もうまくない。
だが、英語の発音以前に、イントネーションが完全にフランス語なので、全然英語に聞こえないのだ。
これは、韓国語を発音する時にも注意しなければいけないことだ。
おうおうにして、個々の韓国語の発音にばかり注意が行きがちだが、韓国語のイントネーションをマスターすると、
はるかに洗練されたネイティブのような韓国語を話すことができるようになる。
木を見て森を見ず
ということばがあるように、
韓国語の発音=木
韓国語のイントネーション=森
であることを忘れないようにしよう。
韓国語のイントネーションに乗って、スラスラと韓国語が出てくるようにするには、口を実際に動かしてまねするしかない。
そういう意味でも、
部分リピート(A-Bリピート)
ができるレコーダーを使って、韓国ドラマの気に入ったシーンのセリフをくり返し聞いてまねする練習はおすすめだ。
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