2016 おすすめ 韓国ドラマ 「キリ 錐 原題 송곳」 第8話 チヒョヌ(イスイン)の完ぺきな役作りとキムガウンの明るさが魅力
韓国ドラマ 「キリ 錐 原題 송곳」
キムガウン(役名ムンソジン)はすごい。
キムガウンという韓国女優のもつ、存在自体の明るさが、このドラマを支えている。
労働運動という、テーマもテーマだし、実際にあった話をえがくだけに深刻になりがちだ。
実際、見ていて、その重苦しさに、息がつまることもある。
そんなこのドラマの中で、明るさを与えているのが、キムゴウンだ。
キムガウンは、その表情もそうだし、存在だけで明るい。
韓国ドラマ「君の声が聞こえる」(イジョンソク・イボヨン)でも、キムガウンの明るさは光っていた。
キムガウンは、現在、陸軍にいる東方神起のユノが、兵役入隊前最後に出演した、
韓国ドラマ 「あなたを注文します 原題 당신을 주문합니다」
で、ユノの相手役を演じた女優だ。
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この韓国ドラマ「キリ 錐」の中で、キムガウンとアンネサンのかけ合いのようなシーンが、ユーモラスでホッとする部分だ。
このドラマの主人公チヒョヌ(イスイン)は、真面目で誠実な人間だ。
だが、そんな人間が浮いてしまうのが、今の世の中だ。
それでも、チヒョヌは妥協しない。
そこが魅力的だ。
チヒョヌ演じるイスインは、まじめすぎて、周囲とつねに衝突する。
その誠実さは、少しずつ周囲に受け入れられていくが、あまりにも原則的なので、まわりは引いてしまうこともある。
チヒョヌは、原作のイスインを、徹底的に忠実に演じていると思う。
マンガのキャラクターも似ているし、少し固いセリフの話し方もいい。
そして、軍隊でのシーンがところどころにはさまれるのが、韓国ドラマ「キリ 錐」の特徴だ。
その中で、軍隊で極限状態になるところがある。
上官は、そんな限界を超えた訓練を耐え抜くよう、部下たちに一体感を持たせるようにしむける。
母親を慕う歌を皆で合唱する。
兵士たちは泣いている。
そして、感情が高揚したところで、
隣りの戦友を抱きしめろ
という。
このシーンを見た時に、ふと「スーパーマンが帰って来た」の中で、ソンイルグクが三つ子たちにいつも
안아줘
抱きしめてあげて
と言っていたのを思い出した。
「スーパーマンが帰って来た」で抱き合うのは、三つ子(テハン・ミングク・マンセ)の兄弟だが、戦友は違う。
一体感を高めるための演出だとしたら、少し興ざめしてしまう。
そのあたりを、チヒョヌ(イスイン)は、冷静に見ぬいている。
そんな高揚感は、一瞬しか効果がないことも。
それでも、その後に、チヒョヌが
人に失望しません
という言葉を発することになる出来事が起きるのだ。
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