2016 おすすめ 韓国ドラマ 「キリ 原題 송곳」 チヒョヌ(イスイン) はイケメン でも「恋愛」はなし! 現実逃避したい人は絶対に見てはいけない
韓国ドラマ 「キリ 原題 송곳」
このドラマは、2015年 10月から放映された。
ネットで連載された、同名の漫画が原作だ。
漫画の方は、単行本で全3冊が発刊されている。
ドラマを見て、原作の漫画もぜひ読みたいと思った。
韓国ドラマ「キリ」は恋愛ドラマではない。
そこには、普通の人々のきびしい現実の生活がえがかれる。
私たちが韓国ドラマに求めるものは何だろうか。
現実の生活のわずらわしさを忘れる、つかの間のいやし。
または、夢の世界を見ることで、現実を忘れ、心地よい気分にひたること。
イケメンたちの甘いセリフに酔いしれて現実逃避・代理満足すること。
高い芸術性にふれて、心ふるわせること。
人によってそれぞれだろう。
現実のつらさを忘れたくて、この韓国ドラマ「キリ」を見たら、現実よりはるかに苛酷なこのドラマの世界に目をそむけたくなるかもしれない。
外資系スーパー「プルミ」の課長として、会社の不当な要求を拒否するチヒョヌ(イスイン)。
不当な労働条件で働く人たちを支援し、労働者の権利を守るために、病んだ体をおして東奔西走する、労働研究所の所長アンネサン(クゴシン)。
皆が、まっとうで誠実な人々だ。
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そして、そんなまっとうな人々が、世の中から浮き、疎外される。
ドラマの中で、チヒョヌやアンネサン、そのほかの登場人物が発する言葉のひとつひとつが心を打つ。
アンネサンの事務所でボランティアで働くキムガウンは、地方から出て、非正規雇用としてある工場で働く。
だが、そこは休憩時間もまともにとれず、食事すら落ち着いてとることができないような職場だった。
そのため労働組合を作ることになるのだが、その中でも分裂が生まれる。
正社員と非正社員(派遣)との間の対立だ。
ドラマにあらわれるすべての現実は、日本の現実とあまりにも似ている。
一方的な力関係のもとで、不当な扱いを受ける。
仕事という生活の基盤である場所で、不当な要求をつきつけられたとき、私たちは何をもってたたかうことができるのだろうか。
アンネサンは、かつて学生運動をした過去を持ち、その時に受けた拷問の後遺症から、一日に4回も腎臓透析を受けなければならない。
チヒョヌ(イスイン)は、アンネサンの壮絶な過去に衝撃を受けるのだった。
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