コロナ後の韓国旅行① 出発の朝 空港へ向かう道
コロナ後の韓国旅行① 出発の朝 空港へ向かう
午前４時に起床した。今日は、コロナのあと、初めて韓国旅行に行く日だ。
キャリーバッグの中の荷物をもう一度点検する。
コンタクトとメガネは忘れると困るので、念入りに調べた。
パスポートとスマートフォン、それと、事前に宅配レンタルして満充電にしてある、
も、バッグに入れる。
マスクも多めに入れて置いた。
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自宅を出て空港行きリムジンバス乗り場へ向かう
自宅を出て、最寄りの駅へ向かう。
朝の空気がすがすがしい。
キャリーバッグを持って街を歩くのは、何カ月ぶりだろう。
自然に胸が高鳴ってくる。
地下鉄の階段を、キャリーバッグを抱えて慎重に下りる。
空港行きリムジンバス乗り場に到着した。
ここで切符を買うのも久しぶり。
時間に余裕があるので、乗り場の近くにあるファミマでカフェラテを買う。
いつもは、発車時刻１分前に着いて、
達成感
を感じていたが、今はそんなことはしない。
しっかり余裕を持って、大人のふりをする。
今度韓国に行ったら、幸せ過ぎて、空港行きのリムジンバスの中ですでに泣いてしまいそうな気がする。
— ぽぽろん＠韓国語の達人 (@poporon55com) June 11, 2020
空港の手荷物検査で、どんなに行列が長くても、少しもイライラせずに待つ自信があります😊
荷物を預け、リムジンバスに乗り込む。
たいていの人はここでスマートフォンを見るのだが、私の場合は違う。
窓際の席に座り、窓の外の風景をただながめるのだ。
いつも、この瞬間が本当に好きだ。
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関西空港に到着
空港に到着した。
久しぶりの空港。
思わず心の中で、
오래간만이야
久しぶり
とつぶやいた。
この空気、この匂い、活気
すべてが好きだ。
１２月にソウルに行った時、鍾路のシジャンで食べたキムパプとスンデの味を思い出す。
— ぽぽろん＠韓国語の達人 (@poporon55com) June 11, 2020
あの活気にみちた屋台の雰囲気も。
次、韓国に行った時は、ただソウルの街を歩いているだけでも、心が満ち足りて、幸せな気分になっている気がする😊
ゆっくり歩いて、チェックインカウンターに向かう。
といっても自動になっているので、機械で手続き。
久しぶりすぎて、パスポートを反対向きに入れてしまう。
いつもだと、後ろに並んで待っている人の鋭い視線を感じてしまうレベルの失敗だ。
でも、今日は、後ろの人もやさしく微笑んで、私の失敗を見守ってくれている（気がする）
チケットをゲットし、キャリーバッグを引っ張りながら空港を歩く。
今すぐ入りたくない。
もう少し、この空気の中に身を置いていたい。
見慣れたショップをぐるっと一回りする。
空港の限りなく高い天井。
そうだ、私が空港を好きなのは、この吹き抜けの天井があるからだ、ということに今気づいた。
空港にいると、建物の中という感じは全くせず、まるで、外にいるような気がする。
この開放感がたまらないのだ。
仕事の電話も今日は完全に無視だ。
スマートフォンの設定を、すばやく機内モードに切り替える。
これで煩わしい電話がかかってくることはない。
他のフロアのショップも一通り見る。
無印良品に入り、携帯用の小さなポーチを買った。
別にあってもなくてもいいのだが、何となく、買っておきたい気がしたからだ。
小さな満足感が心をあたためる。
搭乗前のこの満ち足りた気分。
この気分を味わうのも本当に久しぶりだ。
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手荷物検査場へ
手荷物検査場に向かう。
かなりの列ができているが、人々は皆、一定の距離を空けて並んでいる。
手荷物検査場の検査官も皆、マスクと透明のシールドを付けている。
そこにあるのは、混んではいるけど、一定の距離が保たれている、コロナの後の不思議な光景だ。
手荷物を受け取り、いよいよ出国ゲートへ。
パスポートのチェックを受けるとき、今日初めて外でマスクを外したことに気づく。
いつもは、審査官の、あの顔をジロッと見る表情がとても不愉快だった。
でも、今日はそれすら愛おしく感じられてしまう。
心の中で、
お疲れ様です
とつぶやいていた。
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久しぶりの免税店
出国ゲートを出ると、まさしく、私の大好きな景色が広がる。
免税店だ。
とにかく歩きたい。
絶対買わないのに、シャネルとルイビトンに入ってみた。
今にでも買う風を装って、ゆっくりと商品を吟味する。
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搭乗時間までには余裕があるので、空港の端から端までをゆっくり歩いた。
歩く人たちの表情も皆、おだやかで笑っているように感じるのは気のせいだろうか。
朝食は済ませていたが、何か食べたくて、ソフトクリームを買った。
ソフトクリームを食べるのも、本当に久しぶりだ。
普段、空港でしかソフトクリームは食べないからだ。
十勝ソフトクリームと書いてあるが、どこが十勝なのかはまったくわからない。
正直、十勝でなくても釧路でもなんでもいいのだ。
空港で、韓国に出発する前にソフトクリームを食べるということが重要なのだから。
その時、あることに気づいた。
折り畳み傘を持ってくるのを忘れたことに。
しまった。
１００gの超軽量の傘があったのに。。。
仕方がない。
雨が降らないことを祈ろう。
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免税店を、端から端まで二往復した後、搭乗ゲートに向かう。
いつもは小走りで行くのに、今日は超余裕だ。
もちろん、ソフトクリームは食べ終えている。
搭乗ゲート行きの電車に乗る。
その時、また思い出した。
そうだ、空港って、搭乗ゲートに行くのにも、また電車に乗るんだった
ということに。
いろんなことが新しい発見になっている。
まるで、初めて韓国旅行に行く人のようだ。
そんな、うぶだったころの、自分を思い出して感傷にひたる。←今は「達人」を自称している
電車を下り、エスカレーターに乗り、搭乗ゲートに向かう。
歩いていると、向こうの方に、とても姿勢のいいキャビンアテンダントが立っている。
いつも本物と間違えてしまう、キャビンアテンダントの立て看板だ。
コンタクトをしていなかったら、絶対あいさつしていたと思う。笑
搭乗ゲートを確認し、イスにすわって外を見る。
天井から床までガラス貼りの窓から、私の大好きな飛行機が見えた。
美しく、たのもしい光景だ。
お帰り
ただいま
また、心の中でつぶやいた。
→パート２に続く。
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ではまた
