2016 おすすめ 韓国ドラマ 「キリ 錐 原題 송곳」 第8話 「人に失望しません」 チヒョヌ(イスイン)のセリフにしびれる
韓国ドラマ 「キリ 錐 原題 송곳」 第8話
チヒョヌの兵役除隊後の第2作目のドラマだ。
ある外資系スーパーでの労働運動がテーマ。
チヒョヌが演じるイスインは、陸軍士官学校を出て陸軍士官になるが、まっすぐ過ぎる性格のため、けっきょく軍隊を辞めてこのスーパーに就職。
英語が堪能(たんのう)で、仕事ができるイスインは課長になる。
そして、スーパー「プルミ」のイルトン店に赴任する。
そこで、いきなり、従業員をすべて辞めさせよ、という職務命令を受ける。
正義感の強いチヒョヌは、その指示に反対し、組合の支部をつくる。
会社のさまざまないやがらせで、支部をつくること自体もたいへんだった。
ようやく支部をつくるまでにこぎつける。
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ユニホームの上に組合のベストを着るのだが、それだけでも会社の猛烈な反対に合う。
いろんな困難を、皆の努力でようやく克服したかと思った時、あらたな苦難がおしよせる。
会社側が、給料を一方的に半分以上カットして来たのだ。
組合のベストを着た従業員を売り場につかせないようにしたのは会社側なのに、その時間の給与を引いて来たのだ。
せっかく高まった団結力が、ここでまたぐらつく。
一人、二人と脱退者が増えて行く。
会社側が、組合を辞めれば給料は渡すと、懐柔工作に出て来たのだ。
残った組合員たちの中に、組合を脱退した仲間に対する不満が高まる。
「辞めた人間は、また戻って来ても受け入れたらダメだ。」
「そんなことをするなら、私も辞める」
皆の怒りの声が高まる。
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チヒョヌは静かに言う。
辞める方は、辞めてもかまいません。
先に辞めた人は、ただ倒れただけです。
私は負傷した仲間を非難するつもりはありません。
皆が自分が背負える荷物を抱えて行くのです。
組合を辞めた人、組合に入る勇気すらなかった人、契約社員、
いちばん弱い立場にいる人たちに門戸が開かれていない組合は、存在価値がありません。
私たちが勝利すれば、皆が勝利するでしょう。
ただ、残った私たちのたたかいが、報われるかどうかはわかりません。
敗北すれば、私たちが負けるだけです。
そして、契約社員である、一人の組合員がチヒョヌにたずねる。
「皆が辞めたら、課長(チヒョヌ)はどうするんですか?」
と。
チヒョヌは、静かに答える。
私は、最後まで残ります。
みなさんが安全な場所を確保するまで私が見届けます。
一人もいなくなれば、部隊は全滅するのです。
チヒョヌのこの言葉に、皆が心うたれる。
他の組合員たちが帰った後、スーパーの屋上で、アンネサン(クゴシン)がチヒョヌ(イスイン)をなぐさめる。
「組合活動というのは、会社とのたたかいよりも、組合員どうしのたたかいの方がしんどいものだ。
人間に失望しない方がいいですよ。」
すると、チヒョヌはこう言う。
저는 사람에게 실망하지 않습니다.
私は、人に失望しません。
チヒョヌの涼し気な顔から、このセリフが語られた瞬間、思わずじーんとなった。
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