韓国語の小説 大ベストセラー&ロングセラー 「太白山脈」趙廷來(チョウジョンネ)全10巻 読みだしたらとまらなくなるおもしろさ 歴史を学びたい人に
「太白山脈」(趙廷來)
全10巻の大作だ。
1945年から朝鮮戦争が終わるまでをえがいている。
同じ作家の作品に、
- 漢江(ハンガン) 原題 한강
- アリラン 原題 아라랑
どちらも全10巻の長編だ。
時代としては、
アリラン→太白山脈→漢江
だが、書かれた順番でいうと、
太白山脈→漢江→アリラン
になる。
アンソンギが主演で映画化もされている。
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ただ、映画ではえがききれない世界だ。
ぜひ、韓国ドラマで放映してほしいと思う。
「太白山脈」は日本語に翻訳されている。
残念ながら、今は出版社では絶版になっているようで、一般の書店には置いていない。
ネットでも一部が手に入る状態のようだ。
ただ、大きな図書館に行けば置いているので、図書館で借りて読むことをおすすめする。
私は今、この小説を韓国語で読んでいる。
今、9巻目だ。
全羅道(チョルラド)の方言が、情感たっぷりにえがかれていておもしろい。
激動の時代を生きた人たちを、その心の奥にまで入り込みあざやかに再現する。
小説を書く人というのは、天才だと感心する。
ひとりの人間が、ここまで、さまざまな立場の人々の気持ちになりきって、それを表現できるものかと、感嘆するのだ。
趙廷來(チョウジョンネ)の韓国の自然の情景をえがく文章もいい。
とにかく、表現力がすごい。
韓国では、この小説は、
雑誌「現代文学」
で連載が開始された。
連載が始まったのは、1983年6月。
小説が完成したのは、1989年だ。
その後も、何度も加筆訂正を加えている。
私が読んでいるのは、2014年12月出版された 第4版 53刷だ。
作者の趙廷來(チョウジョンネ)は、今も旺盛な作家活動を続けている。
最近出版した「정글 만리 (ジャングル万里) 」
は、弱肉強食が支配する中国のビジネスの現在をえがいた小説で、全3巻と大部だ。
この小説も今、韓国でベストセラーになっている。
今度、韓国旅行に行った時は、ぜひ買って来ようと思っている。
趙廷來(チョウジョンネ)が、今の中国をどのようにえがいているのかが、とても興味があるのだ。
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ではまた
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