韓国語学習に「革命」を起こせ!いきなり「実践」しで韓国語を短期間で効果的にマスターする方法
「脳が認める勉強法」(ベネディクト・キャリー)
この本は、韓国語の勉強や、韓国語能力試験(TOPIK)・ハングル検定などの韓国語の検定試験の受験の際にも参考になる知識が散りばめられている。
中でも、従来の伝統的な勉強法ではなく、新しい勉強法が実際に役に立つ、という実例がたくさん紹介されていて興味深い。
勉強法の基本として、
ボトムアップ
と
トップダウン
という二つのやり方がある。
ボトムアップとは、基礎から始めてだんだん応用に行く方法。
具体的には、計算ドリルなどで基本的な勉強を繰り返して、基礎をしっかりと身につけ、その後、だんだん応用に向かうというやり方だ。
もう一つのトップダウンとは、結論から基礎に向かうやり方だ。まず、総合的な問題を与え、そこから基礎の事項は何かを見抜く目をつける。
そして、実際に、どちらが学習の効果が高いか、というと、圧倒的に、
トップダウンが効果的
だという。
つまり、基礎をコツコツ積み重ねるやり方よりは、いきなり実践的な内容に取り組む方が、知識が身につくということだ。
脳が認める勉強法 [ ベネディクト・キャリー ]
これを韓国語の勉強に当てはめると、検定試験でいえば、
いきなり過去問を解く
ということになる。
また、韓国語の実践的な能力という点でいえば、韓国ドラマを見て、そこに出てくる会話で韓国語を覚える、ということになる。
ただ、まったく韓国語の知識がない状態でこの方法をとっても効果はない。
あくまでも、韓国語の入門のテキストは終えている、ということがスタートの条件になる。
つまり、韓国語の入門のテキストを一通り勉強したら、
いきなり、TOPIK(韓国語能力試験)やハングル検定の過去問を解いたり
韓国ドラマを見て、その中に出てくる表現を覚える
というのが効果的、ということだ。
新・合格できる韓国語能力試験(TOPIK1) [ 全ウン ]
そしてここに
「ずるい暗記術」(佐藤大和)
で推奨する方法を加えるなら、
TOPIK(韓国語能力試験)とハングル検定の過去問に取り組む時は、
- まず、答えを見る
- その後ですぐ問題を見る
- 解説を読んで理解する
ずるい暗記術 [ 佐藤大和 ]
また、実践的な韓国ドラマを使った韓国語の勉強法としては、
韓国ドラマに出て来たセリフの一部(短い方がいい)をとにかくいったん覚える
というやり方だ。
すぐに忘れてもいいので、いったんは頭に入れるのだ。
また、韓国語の文章(詩がおすすめ)を、まず覚えてみる。
この意識的に覚える、というのは、けっこうしんどいので、やりたくないものだが、やってみると
メチャメチャ効果がある
自分がネイティブになったような気分を味わえるのだ。
そして、一度は覚える、ということを習慣にしていくと、覚えることに対する抵抗がなくなってくる。
だから、新しい韓国語の表現や単語に出会うと、
とにかく覚えたくなってくる
というプラスの習慣を生む。
韓国語を何年やっても身につかないと思っている人は、とにかく、短い文章・単語でもいいので、
意識的に覚える
ことをやってみよう。
いったん覚えたものは、たとえ忘れても、2回目に覚える時は、1回目よりずっと楽になっているはずだ。
脳が認める勉強法 [ ベネディクト・キャリー ]
ずるい暗記術 [ 佐藤大和 ]
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