2016 おすすめ 韓国ドラマ 「2度目の二十歳」 第15話 チェジウは自分の力で人生を歩きはじめる

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韓国ドラマ 「2度目の二十歳」 第15話

前半は、退屈だった。


14話が、チェジウの夫であるチェウォニョン(キムウチョル)が、別れた愛人によって窮地に追い込まれるところがクライマックスなのに、その続きがまったく登場しない。


ただ、イサンユン(チャヒョンソク)が初恋の人チェジウ(ハノラ)に猛烈にアタックする話だ。


韓国ドラマの定番というか。


イサンユンは、チェジウに

 「(自分のことを)友だちとしてしか思っていないのなら、友だちであることを証明しろ」

という。

そして、毎朝迎えに来て、公園でサンドイッチを食べてコーヒーを飲んだり、芝生で寝転んで一緒にマンガを読んだりする。


そんなシーンを、高校の同級生が目撃。

すぐにチェジウの親友のチョンスヨン(ラユニョン)にメールで実況中継する。


チェジウは、チョンスヨンに呼び出され、カフェで会う。


チョンスヨンは、チェジウに、

  もうあなたもシングルなんだから、好きなら自由につきあえばいいじゃない


という。


だが、チェジウは、

 イサンユン(チャヒョンソク)には「保護者コンプレックス」がある


と指摘する。


このチェジウの発言が後半への布石になる。


つづけてチェジウは、

 私には(男性と付き合って、ときめいている)時間的余裕はないわ。

 家も引っ越ししなきゃならないし、卒業して何をするかを考えなければならないし。。。


チェジウの表情は真剣だ。


この「保護者コンプレックス」という指摘は鋭い。


イサンユンからすれば、チェジウのことが好きで、心配なので、いろんなところに手をまわして、チェジウのアルバイト先を探したり、自分の事務所で働くように仕向けている。


だが、そんなすべてのことが、チェジウにとっては、ある意味負担なのだ。


友だちでも、一方的にしてもらうだけだと、心理的につらくなる。


人は、誰かに何かをしてもらうより、誰かのために何かをしてあげる方がよろこびを感じるものだ。


イサンユンには、そこが見えていない。


実際、チェジウにとって、離婚というのは、大きなできごとだ。


子どももいるし、仕事も探さなければならない。


恋愛に浮かれているほど若くはないのだ。


そんなチェジウの引き締まった表情が、よけいに美しく、魅力的に見える。



 
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