ソンイルグク「スーパーマンが帰って来た」三つ子(テハン・ミングク・マンセ)の子育て公開で「得たもの」と「失ったもの」
ソンイルグク「スーパーマンが帰って来た」
は、韓国で大人気の番組だ。
スターたちが子育ての様子をリアルに公開するという設定が受けたのもある。
ソンイルグクが、3つ子の男の子を生んだというのはビッグなニュースだった。
ソンイルグクは、俳優としては不遇な時代が長かった。
韓国ドラマ「チュモン朱蒙」
で高麗の王・チュモン役に抜擢されるまでは、それほどヒットした作品もない。
恵まれた容姿と演技力があるにもかかわらず、である。
ソンイルグクが、ドラマでチンピラ役で出ているのを見たこともあるくらいだ。
チュモンの大ヒットは、ソンイルグクに大きな変化をもたらす。
韓流スターとして、日本や中国でも大きく知られることになる。
だが、その一方で、カリスマ的なイメージが先行し、そのイメージと実際の自分とのギャップに苦しむこともあったという。
そんなソンイルグクが、「スーパーマンが帰って来た」のオファーを受けた時、最初はかなり躊躇したという。
だが、結果的には、このオファーを受けたことで、ソンイルグクは大衆的に大きな支持を受けることになる。
今や、韓国で、
テハン・ミングク・マンセ
の3つ子は人気者だ。
そして、ソンイルグクの子育ての様子を見ていて思うのも、子どもに対して、きちんと言葉で説明しているということ。
3つ子であるが、
ヒョン(兄)
には、兄として、とるべき態度を教える。
儒教の伝統というべきか。
ソンイルグクのもとには、子育て関連のさまざまな企業から広告のオファーが殺到。
家族仕様のバンのCMモデルにも採用された。
ただ、その一方で、俳優ソンイルグクとして失ったものもある。
これは、イソジンやチェジウにも言えることだ。
イソジンは「花よりおじいさん」シリーズや、「三食ごはん」でここ数年活躍している。
そうなると、親近感のあるイメージはいいのだが、俳優としては、バラエティのイメージが先行してしまい、ドラマに出演した時にリアリティを感じられない、というデメリットがあるのだ。
チェジウもそうだ。
「花よりおじいさん ギリシャ編」で、とてもかわいい素顔を披露したが、そのままバラエティがメインになると、今度は、女優としてのイメージに影響してしまうこともある。
そういう意味で、チェジウがその後、
韓国ドラマ「2度目の二十歳」
という、等身大のアラフォーのドラマを選択したことは、卓越した決断だった。
「花よりおじいさん ギリシャ編」でのチェジウの姿がなかったら、韓流スターチェジウのイメージが強すぎて、このドラマの主人公に誰も感情移入できなかっただろう。
だから、ソンイルグクにとっても、このあたりで、三つ子のアッパ(お父さん)というイメージから脱却し、俳優ソンイルグクの真価を見せる、という意味で、
「スーパーマンが帰って来た」
から卒業するのは、時期的にも、とてもよい判断なのかもしれない。
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ではまた
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