韓国女優チョンジヒョン 韓国映画「猟奇的な彼女」の大ヒットから韓国ドラマ「星から来たあなた」での完全復活まで「12年」もかかった理由
韓国女優チョンジヒョン。
日本では、
韓国映画「猟奇的な彼女」(2001年)
で有名だ。
だが、意外にも、その後のチョンジヒョンは、順風満帆ではなかった。
ハリウッドに進出するも、ことごとく失敗。
チョンジヒョンが復活したのは、大ヒットした
韓国映画「10人の泥棒たち」(2012年)
だ。
韓国映画「ベルリン」(2013年)(ソンハッキュ・ハジョンウ)
では、北朝鮮の政治要員の役を演じた。
この映画は、興行的にはある程度成功したが、鳴り物入りで制作された割りには、映画の完成度は今ひとつだった。
実際、私もこの映画を見たが、チョンジヒョンの魅力がじゅうぶんに出ておらず、不完全燃焼な印象を受けた。
その後は、キムスヒョンと共演した
韓国ドラマ「星から来たあなた」(2013年)
で、ドラマに復帰、コミカルな主人公を演じてブレイク、完全復活を遂げた。
韓国映画「猟奇的な彼女」
から実に12年が経過している。
そういう意味でいうと、キムスヒョンやイジョンソクは、順調過ぎるほどのヒットの連続だ。
これが、俳優にとっていいことかどうかはわからない。
あまりにも、順調過ぎると、スランプが来たときに、それを乗り越えるのがむずかしくなってしまう場合もある。
チョンジヒョンが、完全に復活できたのは、「星から来たあなた」で、今までとは違う、
コミカルな役
を、とてもチャーミングに演じたからだ。
年下のキムスヒョンとのラブストーリーも、まったく違和感がなかった。
女優もつねに、新しいキャラクターを演じて行かないと、生き残るのはむずかしいのだろう。
韓国女優イヨンエも、
韓国ドラマ「チャングムの誓い」
があまりにもヒットしたため、そのイメージが強すぎて、逆に、その後の演技の役の幅がせばめられた。
韓国映画「親切なクムジャさん」
では、まったく違う役柄を演じたが、一般大衆に受け入れられるのがむずかしかったといわれる。
イヨンエが、「チャングムの誓い」のあと、あまり多くのドラマに出演しなかったのも、チャングムのイメージが強すぎたからかもしれない。
俳優にとって、ひとつの作品で大きなヒットをとばす、ということはすばらしいことだが、その役のイメージが強すぎると、新たな役柄に挑戦することができなくなる場合もある。
いい意味で観客を裏切り、新しい演技で、見る者を圧倒できる俳優だけが、生き残っていけるのだろう。
ではまた
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