韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」11話 キムレウォンは母ソンオクスクの手をとりハンドクリームをぬる 家族とのつかの間の時間
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韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」11話
家族との別れの時間が近づいていることを感じるキムレウォン。
還暦を過ぎたばかりなのに、手にシミができている母を気づかって、ハンドクリームを買ってくる。
そして、母の手を握り、ハンドクリームをつけてあげながらこう言う。
1日に3回つけるといいらしいよ。
つけるたびに、僕が手を握っていると思って。
涙をこらえながらうなずく母のソンオクスク。
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この韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」がすごいと思うのは、家族の中でも、それぞれの立場に立って、いろんなセリフが語られることだ。
母のソンオクスクは、息子のキムレウォン(パクチョンファン)のことだけを心配している。
だが、キムレウォンは、母にとっては息子であるが、娘のエリンにとっては父親だ。
妹にとっては兄でもある。
一人の人間が、生きていくうえでたくさんの衣をまとっている。
社会的な名誉・地位
だが、その中でも、いちばん守りたいものは何なのか、余命宣告を受けたキムレウォンはようやく気づくのだ。
そのような衣ではなく、本当にたいせつな人の存在を。
キムレウォンは、最愛の母と娘の前で限りなく素直になる。
この韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」のメッセージも結局そこにあるのかもしれない。
キムレウォンが立ち向かう敵-イテジュン検察総長(チョジェヒョン)とユンジスク法務部長官(チェミョンギル)は、かんたんに崩れる壁ではない。
この世界では、正義以外の力-権力-がはたらいていることをまざまざと見せつけるドラマだ。
そのたたかいを見続ける疲れをいやしてくれるのが、キムレウォンと家族との心あたたまるやりとりなのである。
そのシーンを見る時だけが、韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」を見ていて、つかの間ほっとし、癒される瞬間だ。
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