2015おすすめ韓国ドラマ「上流社会」第15回 「オモニ」から「オンマ」 「アボジ」から「アッパ」へ 呼び方の変化に心情がにじむ
韓国ドラマ「上流社会」第15回。
大きな展開を迎える。
ソンジュンは、YUIと別れてから逆にYUIに対する愛情が深まっていく。
自分がしたことのあやまちに、心を痛める日々。
ソンジュンがYUIに言うセリフがいい。
내가 너한테 미안하다고 했니?
ごめんって言ったのかな?
と聞く。
YUIが、「ごめんって言ったし、悪かったとも言ってたわ」
と答えると、ソンジュンは、
「なのに、なぜ、あやまっていないような気がするんだろう」
という。
自分を裏切ったソンジュンへの怒りで、YUIの心は閉ざされているが、ソンジュンに対する未練がないわけではない。
父親の財閥会長からまかされたグループの化粧品会社の仕事に取り組むYUIは、なんとな成果をあげようと、親友のイムジヨンと奔走する。
ソンジュンも、そんなYUIに援護射撃を送る。
YUIと別れたことで、それまでの自分の価値観がゆらぎ始めるソンジュン。
YUIは、ソンジュンのような家庭-貧しくても、お互いがお互いを思いやる、愛情にみちた家庭-に憧れている。
それに対し、ソンジュンは、愛というぬるま湯につかることで、理不尽な現状にとどまりたくない、とずっと野心を育ててきた人物だ。
だから、父親とも距離をとっていた。
そんなソンジュンが、父親からの
一度顔を見せてくれ
というメールに返信する。
週末に行くよ。アッパ (아빠)
父親の電話番号は「アボジ」として登録されている。
それをあえて、「アッパ」と書いて送ったところに、ソンジュンの心の変化が見てとれる。
父親に対して、息子として、素直に向き合っている姿だ。
この15回では、もう一人の人物も、これまで母親を
オモニ
と呼んでいたのを
オンマ
と呼びかけるシーンが出てくる。
これもまた、幼い頃の母と子の関係に戻っていることを象徴するシーンだ。
オンマとオモニ、アッパとアボジという呼び方の変化に、二人の人物の心境の変化が見てとれる。
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ではまた
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