韓国女優チェジウ 「韓流スター」から親しみやすいアラフォー女優に変身! 戦略成功で、後はイソジンとの「結婚」だけ?
チェジウの変身はみごとだった。
2015年は、チェジウにとって、女優として大きな転機となった年だといえる。
チェジウは、日本では有名な韓流スターだが、韓国国内ではドラマでそれほどヒットを飛ばしていない。
チェジウに対しては、韓流スターのイメージが強く、近寄りがたい印象があったこともある。
それが、2015年は大きく戦略を変えてきた。
まず、3月に「花よりおじいさん ギリシャ編」に、イソジンとともにガイドとして参加。
男性の中で紅一点、というのも新鮮だったし、ガイドのイソジンと同世代(イソジンは、チェジウより4才年上)というのも良かった。
女優らしくない、親しみやすいチェジウの素顔が多くの韓国人の好感をえた。
旅行番組というのは、どうしてもその人の素の部分が出てしまうものだ。
チェジウはけっして要領はよくないが、誠実な人柄はじゅうぶん感じられた。
また、かっこつけないところも好印象だった。
イソジンとは、撮影の中でどんどん気さくにうち解けていく様子が感じられた。
スタッフの方もそれをねらっていたところはあるが、
チェジウ・イソジン結婚か?
という噂が飛びかうほどの親密さになった。
その後、「三食ごはん」にチェジウが参加した時も、イソジンとチェジウは、恋人どうしというよりは、まるで
結婚した夫婦
のような感じだった。
いつもは動かないイソジンも、チェジウが指示すると、さっと動く。
そんな二人の様子も好感度アップに役立った。
そして、2015年の10月から放映された、
韓国ドラマ「2度目の二十歳 原題 두번째 스무살」
では、38才で、大学生の息子をもつ母親役を演じる。
40才を前に、大学に入る主婦の役だ。
青春の夢半ばにして結婚して母になり、家庭の中でだけ過ごしてきた一人の女性が、大学に入り学ぶことで少しずつ、人間として目覚めていく。
そんな大人の女性の成長物語だ。
結婚と離婚という、人生の大きな岐路にも直面する。
韓国ドラマ「いとしのソヨン」を書いたソヒョンギョンが脚本を書いたこのドラマは、その内容とともに、チェジウの、これまでとはまったく違う
素顔の演技
が話題となり、特に同世代の女性たちに大きく支持された。
いとしのソヨン コンプリートスリムBOX [ イ・ボヨン ]
つまり、チェジウは、2015年の1年間で、
韓流スターから本当の女優へ
変身を遂げたのだといえる。
「花よりおじいさん」と「2度目の二十歳」というふたつの新しい挑戦によって、チェジウは、これまでとは違う、韓流という枠にとらわれない、いろんな役に挑戦できるパスポートをえたといえる。
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