2016 おすすめ 韓国ドラマ 「2度目の二十歳」 第15話 チェジウ(ハノラ)は、イサンユン(チャヒョンソク)に「ありがとう」と言いながら別れを告げる そして決意する

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韓国ドラマ 「2度目の二十歳」 第15話

チェジウ(ハノラ)は、離婚した元夫のチェウォニョン(キムウチョル)から、イサンユン(チャヒョンソク)が危機を救ってくれたことを知る。

チェジウは、応募していたアルバイト先に断りの電話を入れる。

このアルバイトも、イサンユンがチェジウに知らせずに手をまわして紹介してくれたものだった。

そして、チェジウは、イサンユンの事務所を訪れる。

中に入るようにすすめるイサンユンに、チェジウは

  ここでいいわ。

という。

そして、

  ありがとう。(元夫の)ミンスの父親の危機を救ってくれて。

  本当にいろいろとありがとう。


チェジウの表情は、前半とは違って、落ち着いた美しさをたたえている。

 
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 何回、あなたにありがとう、って言わないといけないのかな。。

 もう、ありがとうと言い続けたくないわ。

 自分でやって行きたいの。

 一人で生きて行きたいのよ。


その言葉にハッとするイサンユン。

イサンユンの思いやりや愛情が、チェジウにとっては負担であり、チェジウが自分の足で歩いて行くうえで、障害になっている。

愛や思いやりから出て行為だからと言って、すべてがすばらしいのではない。

過剰な干渉は、逆にその人の能力や意欲を奪うこともある。

 
この「2度目の二十歳」のテーマが

女性の自立
であるところを示す部分だ。

 
「2度目の二十歳」15話の中で、前半のチェジウと、後半のチェジウは表情がまったく違う。

 
前半の、イサンユンに振り回されるチェジウは、韓国ドラマによく出てくる女性の主人公だ。

男性がなんでもやってくれて、その愛を一身に注がれる女性。

イヤな夫と別れて、次は、若くて優秀で愛情にみちた男性とやり直す、そんなよくあるストーリーなのか、少しがっかりしかけていた。

 
だが、この「2度目の二十歳」は、そんな通俗的なドラマではなかった。

 
夫と別れたからといって、すぐに別の男性に寄りかかって暮らすのなら、それは以前とまったく同じだ。

それまでの結婚生活より、少し居心地がよくなっただけ。

 
チェジウ自身は、自分で人生を生きている、という充実感から遠ざかっていく。

チェジウはそのことに気づいたのだ。

 
愛というものが持つ二面性に。

 
そして、チェジウは、決意する。

大学に退学届を提出し、すがすがしい表情で校門をあとにするチェジウ。

チェジウが、大学に入ったのは、夫のように教養を身につけたい、という理由からだった。

 
夫と離婚し、人生を新しく踏み出したチェジウは、もはや大学で学ばなくても、自分の人生を自分の足で踏みだすことができることに気づいたのだ。



 
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