韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」第5回 キムレウォン 大人の魅力と演技のうまさ 詩「落花」を引用してチョジェヒョンに迫る! チェミョンギルのカリスマが光る



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韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」第5回

イテジュン(チョジェヒョン)が、法務部長官のチェミョンギルに向けて退任を要求する意味で、

詩人イヒョンギ(이형기)の「落花(낙화)」の冒頭の一節、

가야 할 때가 언제인가를
行かねばならない時がいつであるかを

분명히 알고 가는 이의
はっきりと知って行く人の

뒷모습은 얼마나 아름다운가
後ろ姿は 美しい

を引用し、

「誰の詩だったかな…」

と言ったところに突然入って来たキムレウォンが、

「イヒョンギ詩人の『落花』です」

と言いいながら、たたみかけるように、、

「私の詩はもう一つの『落花』チョジフン」

と言いながら、詩人のチョジフン(조지훈)の同じ題名の詩『落花』の一節を引用する。

꽃이 지기로서니
花が散ったからと言って

바람을 탓하랴
風を責めることができるだろうか

 
「花」は、その場に集まった検察の幹部たちのことを指している。

権力になびくその姿勢を批判しているのだ。

キムレウォンのセリフはテンポがよく、強弱がきいていて、しかも迫力がある。

1981年生まれのキムレウォンは、34歳。

これから役柄をどんどん広げて行きそうだ。

かつての上司で、深い友情と信頼で結ばれていたイテジュン(チョジェヒョン)と決別し、キムレウォンはどんな道を目指すのか。

韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」を見ていると、交渉術と駆け引きの手腕に見とれる。

法務部長官を演じる韓国女優キムミョンギルも、貫禄があっていい。

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こういう人物を演じるのは、いつも男性だが、チェミョンギルを起用したのはヒットだと思う。

立場が瞬間に入れ替わる、その一瞬の動揺と逆転の時の顔の表情の演技がうまい。

脚本家のパクキョンスの前作である

韓国ドラマ「黄金の帝国」(コス・イヨウォン・キムミスク・チャンシニョン)

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は、とてもよくできた韓国ドラマだったが、あまりにも専門的すぎて、韓国人でも、少しでも席を外すとストーリーについていけなくなる、と言われていた。

ラブストーリーもあまりなく、息づまる財閥の権力抗争がつぎつぎに繰り広げられるドラマだったので、見ていて少ししんどくなるところもあった。

その点をこの作品では大幅に変えて、わかりやすく、それでいて緊迫感のあるドラマに仕上げている。

キムレオンと、元妻で同じく検事のキムアジュン、娘役の子役の演技がかわいくて涙をさそう。(本当に韓国ドラマに出てくる子役は演技がうまい





 

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