韓国ドラマ「密会」が韓国の近未来を予言していたドラマである3つの理由

2014年韓国で大人気を呼んだドラマ「密会」が2年後にまた注目された理由

韓国ドラマ「密会」

キムヒエとユアインとの美しくかなしい恋。

2014年に放映されたドラマだが、これほど韓国で話題になったドラマもない。

クラシックのメロディの美しさ。


若く純粋な青年と、20才年上の人妻との恋。

脚本・演出・俳優

韓国ドラマ「密会」は、すべてが奇跡のようにコラボレートした傑作だ。

格差社会の底辺を生きる青年ユアインと20才年上の女性キムヒエとの恋

格差社会がますます深刻化するきびしい韓国社会の底辺で誠実に生きようとするユアイン(役名 イソンジェ)

一握りの上流社会の中に入ろうとして自らの人生をすり減らしていくキムヒエ(役名 オヘウォン)。

韓国ドラマには悲しい音楽が良く似合う。

だから、クラシックもよく合う。

でも、この韓国ドラマ「密会」ほど、クラシックとピアノがマッチしたドラマはない。

 
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キムヒエの華やかなファッションと、ピカピカつるつるの美肌も話題になった。

とにかく、2014年は「密会」しか見なかったといえるほどのめりこんだ。

それが、2016年になり、意外な事実がわかる。

「密会」でえがかれていたことが、現実に起こったのだ。

1 音楽大学への不正入学

2016年の秋から韓国中を揺るがした、

朴槿恵(パククネ)・崔順実(チェスンシル)ゲート

実は、この事件を韓国ドラマ「密会」は、その2年前に予言していたドラマではないか、ということなのだ。

韓国の財閥トップであるサムスンのイジェヨン(李在鎔)副会長が関与した「朴槿恵(パククネ)・崔順実(チェスンシル)ゲート」が韓国国民に知られるきっかけとなったのは、韓国の名門大学

梨花(イファ)女子大学

に、崔順実(チェスンシル)が、娘をスポーツ特待生として不正入学させた事件が発覚したことから始まる。

梨花(イファ)女子大学は若者の街と呼ばれる

シンチョン(新村)

にある。

大学の周辺には、有名な化粧品のショップがずらりと並び、華やかな街として知られる。

近くには韓国語の語学堂があるので有名な延世(ヨンセ)大学
もある。

このチェスンシルの名前が

チョンユラ

だ。

2 チョンユラ-役名と実在の人物との名前の一致

そして、韓国ドラマ「密会」に登場する金持ちの娘の名前も

チョンユラ

なのだ。

韓国ドラマ「密会」の舞台は、財閥グループが母体となる音楽財団と、音楽大学だ。

財団の理事長ハンソンスク(シムヘジン)は、財閥の会長の妻だ。

そして、キムヒエは、その理事長の有能な秘書で室長だ。

理事長は、投資をしているが、その投資の顧問というのが、

占い師

だ。

そして、この占い師の娘が、

チョンユラ

なのである。

チョンユラはピアノの才能はまったくない。

にもかかわらず合格する。

この音楽大学では、そのような不正入学が横行していた。

キムヒエは、理事長と会長の財産の管理を一手に引き受け、財閥一家から絶大の信頼を受けていた。

そんな中で、偶然、

イソンジェ

という天才ピアニストを発見する。

イソンジェ(ユアイン)は、貧しい家庭に育ったが、独学でピアノを練習していた。

ユアインの才能を見出したキムヒエは、ユアインを特待生として、財団の音楽大学に入学させようとする。

3 事件の中心人物にかかわる名前もチラッと登場

韓国ドラマ「密会」3話。

音楽大学の試験の日。

教室に集まった受験生たち。

試験の監督官(大学教授であるキムヒエの夫の助手)が、受験生の名前を一人ずつ点呼する。

そのシーンがこれだ。

監督官(ホジョンド)が、

イソンジェ(ユアイン)

をまず呼ぶ。(ユアインは出席していない)

その次に

チョンユラ

と呼び、チョンユラが

はい

と返事をする。

問題はその後だ。

チョンユラ(チンボラ)の次に試験官は、

チェテミン

と呼ぶのだ。

このシーンはここで終わっている。

何が衝撃的なの?と思うかもしれない。

実は、この

チェテミン

というのは、チェスンシル(崔順実)の父親の名前なのだ。

このチェテミンという人物は、朴槿恵(パククネ)元大統領ともとても近い関係にあった人物とされている。


ニュースになったあの美容外科の看板もさりげなく映っていた

そのほかにも、韓国ドラマ「密会」第6話で、キムヒエが会長の娘ソヨンウ(キムヘウン)に呼び出され、ホストクラブに夜、外車で乗りつけるシーンがある。

この時、一瞬、バックに

CHAUM

という店の看板のようなものが映る。

実はこれは、ソウル江南のチョンダムドンにある高級美容外科の看板だ。

チョンダムドンは、高級なショップが立ち並ぶ街で有名。

そして、後に、この美容外科で、朴大統領がチェスンシルとともに、仮名で不正に治療を受けていたことが報道されて問題になった。

その仮名が、

キルライム

であったこともニュースで報道されて話題になった。

キルライムというのは、韓国ドラマ「シークレットガーデン」でヒョンビンの相手役だったハジウォンの役名だ。

朴大統領は、ヒョンビンのファンだと公言していた。

また、朴大統領が、大統領の執務室のある

青瓦台(チョンファデ)

に、主治医でない、無資格の医療人をひんぱんに出入りさせていたことが、秘書の携帯メールから明らかになった。

そのうちのある人物は、朴大統領に美容のための注射をしていた。

この人物を警備の人間らが、別名

주사아줌마 (注射おばさん)

と呼んでいたという。

「チョンユラ」の母親の名前が「ペクソンセン」

そして、こうやって出入りしていた人物の中にいたある女性の名前が、

백선생(ペクソンセン)

白先生

だ。

そして、

なんと、

韓国ドラマ「密会」で、チョンユラの母親役の占い師の名前が、

ペクソンセン

なのだ。

あまりにも一致している。

脚本を書いたチョンソンジュの出身大学は梨花女子大学

また、韓国ドラマ「密会」の脚本を書いている

チョンソンジュ

は、梨花女子大学の出身なのだ。

チョンユラ、梨花女子大、チャウム(美容外科)、ペクソンセン

ドラマ「密会」に出てくる人物たちと、関係するものがあまりにも多いのだ。

そして、何よりびっくりするのは、この「密会」が放映された当時、チェスンシルの娘の名前は

チョンユラ

ではなく、チョンユヨン、という名前だった。

韓国ドラマ「密会」が放映されたときはまだチョンユラという名前ではなく、ずっと後に改名したのだ。

作者が、改名する名前まで予想していたのか。。。

もちろん、ドラマ「密会」を見て、ユラという名前に変えた可能性もあるが。

偶然にしてはできすぎている。

密会のはじめに登場する光化門

韓国ドラマ「密会」を見た人なら覚えているだろうが、第1話で、キムヒエが会長(キムヨングォン)の娘のオフィステルを訪ねるシーンがある。

キムヒエとソヨンウ(キムヘウン)とは学生の頃からの友人なのだ。

このオフィステルで、ソヨンウは 愛人の若いホストとベッドで眠っている、というシーンだ。

この時、キムヒエは、光化門(クァンファムン)に向かっている。

あの世宗大王の像がある広場だ。

ドラマの感じでは、ソヨンウのオフィステル(仕事用のマンション)は、光化門の向こうにある。

その向こうは、地理的にいうと

孝子洞(ヒョジャドン)

だ。つまり、大統領の青瓦台(チョンファデ)があるのだ。

また、韓国ドラマ「密会」の中で、キムヒエと夫のが住む家も、孝子洞(ヒョジャドン)だ。

私は実際に、この舞台になった家に、2年前と今年の2回行っている。

実際のオヘウォン(キムヒエ)の家は、ドラマの画面で見たよりもずっと大きな家だった。

また、会長の娘のソヨンウは、自分の愛人(元ホスト)を財団の事務所にも連れ込み、一緒に海外旅行に出かけたり、また、輸入の衣料品店を経営させる。

こういう部分も、実際に報道で明らかになった、チェスンシルの周囲の人物にまつわるエピソードと一致するのだ。


会長の家のあるハンナムドンにはサムスンの豪邸が

また、韓国ドラマ「密会」の中で、会長の家は、

ハンナムドン(漢南洞)

にある。

韓国ドラマ「密会」の中で、ハンナムドンは権力の象徴だ。

ハンナムドンは、ヨンサン(龍山)区にある。

ハンナムドンには、サムスングループの初代会長イビョンチョル(イゴンヒ会長の父)の頃から、一族の美術館や豪邸があるところだ。

また、現在裁判中の、サムスングループの実質的な後継者で、副会長のジェヨン(李在鎔)もハンナムドンに住んでいる。

韓国ドラマ「密会」の中で、後半、会長(キムヨングォン)が検察に出頭するシーンがある。

高い塀に囲まれた豪邸の前から、黒い車に乗って検察に向かう会長を、キムヒエたち部下が、家の前で深々とおじぎをしながら見送る、

そのオヘウォン(キムヒエ)の姿を、イソンジェ(ユアイン)が影からそっと見守る、というシーンだ。
このハンナムドンの家の外観も、サムスングループの本家ととても似ているのだ。

余談だが、その後ユアインがファンジョンミンと共演した

韓国映画「ベテラン」(ユスンワン監督)

が観客動員数1000万人を超える大ヒットとなる。

この映画「ベテラン」でユアインが演じているのは、非情な財閥三世

ドラマ「密会」のユアイン(イソンジェ)と、映画「ベテラン」のユアイン(チョテオ)とのギャップがすごい。

映画「ベテラン」でのユアインの悪役ぶりは、みごとだった

韓国ドラマ「密会」が本当に伝えたかったこと

韓国ドラマ「密会」第8話で、私が一番好きなシーンがある。

オヘウォン(キムヒエ)の自宅の、グランドピアノがあるレッスン室のソファにすわるキムヒエとユアイン

二人が初めて、お互いの気持ちを確かめある重要な場面だ。

この時に、キムヒエが自嘲気味に語る。

【キムヒエ】

먹이사슬,계급, 그런 말 들어봤어
弱肉強食、階級、 そんな言葉聞いたことある?

나는 그 중간 어디쯤 되겠지
私はその中間、どのあたりかしら。。。

우아한 노비
優雅な奴隷

【ユアイン】

그 여자가 제일 꼭대기에요
あの女(ソヨンウのこと)がいちばん上なんですか?

【キムヒエ】

꼭대기는 그 여자가 아니라 돈이다
てっぺんなのはあの女じゃなくてお金

아니구나.진짜 꼭대기는 돈이면 다 살수 있다고 끝도 없이 속삭이는 마귀
いや違う。本当のてっぺんは、お金で何でも買えるとしきりにささやく悪魔

自分は、会長たちの下僕に過ぎないのだ、と自嘲するキムヒエ(オヘウォン)

そして、一番上のいるのは、権力者、でもお金でもなく、

「カネですべてが買える」という悪魔のささやきだという。

お金のために、たいせつなものを切り売りして生きなければならない、そんな社会に対する告発。

そして、それに抵抗しようとする純粋な天才ピアニスト・イソンジェ(ユアイン)

キムヒエがなぜユアインにひかれていくのか。

それを解く「カギ」がこのキムヒエのセリフの中にある。

ドラマは、現実の反映といわれる。

作家は現在をえがくことで未来を予言する。

もちろん、そんなことを考えなくても、韓国ドラマ「密会」は、じゅうぶんにすばらしいドラマなのだが。



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