韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」第4話キムレウォンは悪役から変身するのか?キムミョンミンの「弁護士の資格 改過遷善」のような展開になるか
韓国ドラマ「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」キムレウォン
セリフのテンポがよく、登場人物の人間描写がみごとだ。
ドラマの舞台は、検察。
韓国では検察をめぐってさまざまな問題が提起されている。
特に検察総長がの座にどういう人物がつくかは一大事だ。
反対派の人間が検察総長になると、ありとあらゆる手段を駆使して、その人物を追い落とそうという政治的工作がおこなわれる。
そうやって、自ら辞退した人物もいた。
腐敗の温床になっている、検察の内実を暴くドラマだ。
4回を終わったところで、ドラマはがぜんおもしろくなってきた。
キムレウォンは、優秀な検事。
上司であるイテジュン(チョジェヒョン)につかえ、検察総長の座にまつりあげる。
その直後に、自身に脳しゅようがあることを知る。
手術をし、昏睡状態から目覚めたが、医師からは
余命3ヶ月
を宣告される。
キムレウォンは、医師をおどし、完治したように医療記録を改ざんするように要求する。
キムレウォンとチョジェヒョンは深い信頼で結ばれていたが、権力欲のかたまりであるチョジェヒョンは、自身の保身のため、自分の地位を危うくするキムレウォンの元妻キムアジュンを逮捕する。
キムレウォンはチョジェヒョンに会いに行き、キムアジュンの釈放を要求するが、イテジュン(チョジェヒョン)は拒否。
キムレウォンは とコーヒーを飲みながら、
「退院してあまり日が経っていないので、このコーヒーを別れの酒だと考えることにします」
と、イテジュンの元から去ることを告げる。
敵と味方、有利と不利の状況が瞬間瞬間に変わる展開と、セリフづかいのうまさ。
調べてみたら、やはり、
韓国ドラマ「追跡者 チェイサー」
韓国ドラマ「黄金の帝国」(コス・イヨウォン・キムミスク)
を書いた脚本家・パクキョンスだった。
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5回に入り、なんとなくキムミョンミンの韓国ドラマ「弁護士の資格 改過遷善」を思い出す。
韓国ドラマ「弁護士の資格 改過遷善」も、やり手で手段を選ばない弁護士のキムミョンミンが事故で過去の記憶を失い、自分がしたまちがった事件処理を次々と
正しい方法で変えていく、という話だ。
悪役だったキムレウォンが、余命を宣告されたことで、未来への野心を捨て、元妻と子どものために、善を行う展開になりそうで、がぜん面白くなってきた。
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