2015おすすめ韓国ドラマ「ピノキオ」に出てくる業界用語は日本語だらけ 「まわり」「チラシ」の意味は?
韓国ドラマ「ピノキオ」(パクシネ・イジョンソク)は、テレビ局の報道部を中心にしたドラマだ。
このドラマで新しい発見があったのは、
上司に対する呼び名
だ。
ふつう、韓国では日本と違って、上司の役職の下に、
ニム 님
という敬称をつける。
たとえば、部長なら、
プジャンニム 부장님
といったぐあいだ。
ところが、この韓国ドラマ「ピノキオ」では、上司の役職に敬称は一切つけない。
部長に対しても、
プジャン
と、敬称をつけずに呼ぶ。
また、放送局の記者たちが使う隠語の中に、日本語由来の言葉がたくさん登場する。
마와리 まわり
という言葉も、日本語の「サツまわり」から来ている言葉だ。
上司に敬称をつけない、という理由に、上司も対等だ、という意識があるのかと思ったが、それよりは、放送局の用語に日本語がたくさんあることから、
日本語の影響
によるのかな、とも思ったりした。
実際、韓国ドラマを見ていると、放送局に限らず、新聞社や、建築業界のドラマでも、日本語がよく出てくる。
また、やくざものでも、
오야붕 おやぶん
という言葉が、韓国語としてそのまま使われていたりする。
チャンドンゴンの有名な韓国映画「チング」で、有名なセリフに、
俺がおまえの「シダバリ」か?
シダバリ 사다바리
というのがあった。
チャンドンゴンのこのセリフは、当時韓国で大流行した。
この「シダバリ」ということばは、日本語から来た言葉だが、日本語でいう「下張り」という意味ではない。
語源でいうと、日本語の「下働き」という言葉が韓国語になって、変化した言葉だと言われている。
ここでは、「手下」や「子分」というような意味だろう。
また、この
子分 こぶん
という言葉も、韓国語で
꼬붕
として、そのまま使われる。
「こ」の部分が꼬と濃音になるところが特徴だ。
また、韓国ドラマでよく出てくる
チラシ 찌라씨
という言葉も、日本語のチラシから来ている。
これは主に、
증권가 찌라씨
と言われ、証券業界で、事実かどうか根拠のない噂をネタに書いた記事のことをいう。
日本語でいう「チラシ」とは意味が違う。
韓国ドラマの中にもよく出てくるので注目してみてほしい。
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