2016 おすすめ 韓国ドラマ 「シグナル 原題 시그널」第5話 キムヘス・イジェフン・チョジヌン 3人の過去と現在がからみ合う
韓国ドラマ 「シグナル 原題 시그널」
このドラマには、3人の人物が登場する。
キムヘス、イジェフン、チョジヌン。
全員が刑事だ。
時間軸でいうと、キムヘス(チャスジン)とイジェフン(パクへヨン)は現在の人物。
チョジヌン(イジェハン)は過去の人物だ。
ドラマの発端は、過去から現在のイジェフンに送られて来た無線だ。
ドラマの部分、部分に時々登場するシーンにより、キムヘスとチョジヌンはかなり親しい関係であったようすがうかがわれる。
チョジヌンは、キムヘスの先輩刑事だ。
イジェフンは事件を追う中で、チョジヌンが失踪したことを知る。
その生死は不明だ。
キムヘスはチョジヌン失踪の真相を追っている。
この韓国ドラマ「シグナル」のもうひとつおもしろいところは、イジェフンが過去から送られてくる無線により、チョジヌンに事件のプロファイルを語る。
すると、それを聞いて動いたチョジヌンが、犯人をつかまえる。
つまり、イジェフンとチョジヌンの会話により、過去が変わる。そして、過去が変わることにより現在が変わるのだ。
だから、韓国ドラマ「シグナル」を見ていると不思議な気分におそわれる。
それに加えて、チョジヌンの失踪の背後には、それを隠ぺいしようとする、警察の思惑(おもわく)もはたらいていることが、何度となくにおわせられる。
謎が謎を呼ぶ、というか、現在のイジェフンが働きかけることによって、過去のチョジヌンを動かし、それによって事件が解決されて、現在にも影響する、というかたちになっている。
キムヘスは、失踪したイジヌンのゆくえをずっと追っている。
キムヘスがはめている腕時計は、チョジヌンのものだ。
キムヘスとイジェフンが協力することによって、チョジヌンの失踪の原因が明らかになるのか、そして、その向こうにはもっと大きな「何か」が隠されているのか。
キムヘスは、韓国映画「チャイナタウン」で見せたシブい魅力をじゅうぶんに発揮。
セリフが板についている。
このキムヘスとイジェフンの関係性がなんとなくいい。
姉と弟でもないし、同僚でもない。
上司と部下であると同時に同志のような、そんな信頼関係がある。
イジェフンは、プロファイルという捜査技術を駆使しながら、誠実に事件を追う若き刑事であり、キムヘスはイジェフンのそんなところを高く買っている。
だから、情報を求めに行った先で、その人間がイジェフンに対して、若いからと見下した態度をとると、ピシッと言い切って、その態度をあらためさせる。
そんなキムヘスのカリスマが光っていて、カッコいい。
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