2016 おすすめ 韓国ドラマ 「シグナル 原題 시그널」第13話 キムヘス とイジェフン そしてチョジヌンを思うイジェフンの涙に心打たれる
韓国ドラマ 「シグナル 原題 시그널」第13話
このドラマは、16話までだ。
だから、あともう少しでラストになる。
それが惜しいと感じられるドラマは本当にいいドラマだ。
キムヘスもイジェフンも、久しぶりにドラマで見た。
たぶん、二人の組み合わせは初めてだが、とてもいい。
もちろんこの「シグナル」はラブストーリーではない。
だが、そこに恋愛の要素がないわけではない。
人生そのものがある。
キムヘスは、新人の警察官の頃あこがれていた先輩刑事であるチョジヌン(イジェハン)の失踪のゆくえを追っている。
イジェフンは、幼い頃に経験した誘拐事件と、そして、兄が巻き込まれた事件によって、人生を大きく影響された過去を持っている。
イジェフンは一年発起して警察大学に入り、プロファイラーとなる。
キムヘスが指揮する長期未解決事件の捜査班に入り、過去の未解決事件を追う。
そして、この二人の過去と現在を結びつけるキーパーソンが、チョジヌンだ。
チョジヌンは、キムヘスの若い頃の記憶であり、イジェフンにとっては、無線機(レシーバー)を通して、過去と現在をつなぐ相手でもある。
それが、いくつかの未解決事件を追ううち、自身の人生と深いかかわりをもつ事件の捜査をチョジヌンが行っていたことがわかる。
そして、その真相を追いかけたことが、失踪の原因になったことも。
キムヘスにとっては、実際に接した人物だったが、イジェフンにとっては無線を通して間接的に接点のあったチョジヌン。
それが、13話に入り、思いもよらないところで、イジェフンの過去ともつながりがあったことがわかる。
幼いイジェフンが、ひとり大人たちの出入りする食堂に入るのを見て、心配したチョジヌンが、店のアジュンマに頼み、イジェフンが来たらおいしいものを食べさせてやってほしい、お金を置いて行く。
イジェフンがいつも食堂で注文するのは、そこのメニューにはない(この店のメインは돼지 껍데기 -豚の皮- だ)
オムライス
イジェフンにとって、オムライスは、家族が皆幸せだったころに、外食に行って食べたなつかしい味だった。
イジェフンは高校生になってもずっとその店に通って、いつもオムライスだけを注文する。
このイジェフンのオムライスの食べ方もいい。
このシーンが繰り返し出てくるので、オムライスが食べたくなってくる。
そのオムライスは、私たちのイメージの中にあるオムライスではない。
ケチャップもかかっていないし、中のライスもケチャップの色ではない。普通の焼きめしが入っているように見える。
でも、薄く焼かれたタマゴに包まれたオムライスがとてもおいしそうに見える。
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13話で圧巻のシーンは、現在の最悪の結果を見たイジェフンが、無線でチョジヌンに、
「インジュの事件を追うのはやめてください」
というところだ。
イジェフンは、チョジヌン(イジェハン)
형사님이 행복했으면 좋겠습니다.
幸せであってほしいんです
사랑하는 사람 곁에서
愛する人のそばで
そう言いながら涙を浮かべるイジェフンの表情がいい。
でも、チョジヌンは毅然(きぜん)として言う。
끝까지 갈 생각입니다
最後までやり抜くつもりです
インジュの事件は、イジェフンにとって大切な人にかかわる事件であるにもかかわらず、イジェフンは、事件の解決よりもチョジヌンの幸せを願う。
二人の気持ちが行きかう、このシーンは見ごたえがあった。
時間軸のずらし方が絶妙で、映画のような切り替えは、見ている者の心を、次のシーンに釘づけにする。
「恋愛ボケ」したチュウォンの韓国ドラマ「ヨンパリ」から、ますます遠ざかりそうだ。
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ではまた
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