おすすめ 韓国映画 「インサイダーズ 内部者たち」 イビョンホン・チョスンウ 早くも700万人突破! 人気に 「監督バージョン=ザ・オリジナル」3時間も上映開始
2016年のおすすめの韓国映画といえば、何といっても
韓国映画 「インサイダーズ/内部者たち 내부자들」(イビョンホン・チョスンウ)
だ。
社会派映画が人気を呼ぶ、韓国社会のダイナミックさ
11月に公開されて、早くも観客動員数は、700万人を突破。こんな社会派の映画が人気を呼ぶところに、韓国のダイナミックさを感じる。
私は、この韓国映画「内部者たち インサイダーズ」を、クリスマス前に韓国のホンデの映画館で見た。
平日の昼間にもかかわらず、満員だった。
隣りにすわった若いカップル。
男性の方は、ずーっと上映中、彼女にポップコーンを食べさせていた。 笑
さすが、韓国のカップルである。
韓国映画「インサイダーズ/内部者たち」は、政財界の癒着(ゆちゃく)をえがく告発映画だ。
内容は、かなりえぐい。
韓国映画を見慣れていない人には、ちょっとハードかもしれない。
インサイダーズ/内部者たち(字幕版) イビョンホンの韓国映画「インサイダーズ」を今すぐ見るなら !
韓国では、
19才未満観覧不可
に指定されている。
この映画の原作は、ドラマにもなった、
「ミセン 未生 原題 미생」
を書いたユンテホの未完の作品だ。
ミセン -未生ー DVD-BOX1 [ イム・シワン ]
私が見たのは、2時間10分の当初公開バージョンだ。
3時間の監督バージョン(「내부자들 디 오리디널」)の公開が始まったのは、最近のことだ。
当初の2時間10分バージョンを見て、その後監督バージョンを見た人の感想によると、
どちらもいい
という。
韓国映画OST / 『マラソン』[初版]
2時間10分バージョンでは、イビョンホンの存在が目立つが、監督バージョンでは、チョスンウと、論説委員役のユンテホの存在感が目立つ構成になっているという。
監督バージョンの
「インサイダーズ/内部者たち ザ・オリジナル」
を上映する新村(シンチョン)の映画館は、エレベーターの前にも長い行列ができているほどだ。
スピード感のある展開と痛快なエピソードが人気の秘密
ストーリーは、大統領候補になった政治家の悪事をイビョンホンが告発するシーンから始まる。映画はスピード感があり、息もつかせない。
女性をモノのように扱う、男たちの生態は目をそむけたくなるほどだ。
このへんの描写は、実際に韓国で数年前に問題になった「ある事件」がモチーフになっている。
韓国映画「内部者たち」は、腐敗にみちた現実に一撃をくらわす、そんな痛快さが人気を呼んでいるのだろう。
イビョンホンは、いろいろあったが、この映画のヒットで、また新しいスタートを切ることができたようだ。
王になった男 スタンダード・エディション [ イ・ビョンホン ]
映画の封切り直前までは、イビョンホンのために、この映画はダメになるのでは、と言われたりもしたほど。
だが、そんな下馬評を払しょくする会心の結果となった。さすがイビョンホンだ。
チョスンウは、もともと演技力には定評があるし、この「インサイダーズ/内部者たち」でもシブい演技を見せてくれる。
韓国ドラマ「チェイサー 追跡者」で味のある演技をみせたチョジェユンもいい。
追跡者〔チェイサー〕コンプリートスリムDVD−BOX
ラストは、なんとなく、
韓国映画「新しき世界 신세계」(イジョンジェ・ファンジョンミン・チェミンシク)
を思い起こさせるような感じだ。
新しき世界 [ イ・ジョンジェ ]
社会正義と男の友情。
内容は限りなく重いが、イビョンホンのユーモラスな演技もあり、最後まで楽しませてくれる。
見た後スッキリする、そんな映画だ。
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