2016 兵役入隊 キムスヒョン KBS演技大賞受賞 (韓国ドラマ「プロデューサー」)は最初から決まっていた?実力ではコドゥシム(「お願い、ママ」)
2016年に兵役入隊するキムスヒョン。
今、韓流スターとして、イミンホと並んでその人気はすさまじい。
キムスヒョンを韓流スターにしたのは、チョンジヒョンと共演した
韓国ドラマ「星から来たあなた」
だ。
そして、その次にキムスヒョンが主演したのが、2015年春に放映された
韓国ドラマ「プロデューサー」
だ。
共演は、チャテヒョン、コンヒョジンなど、人気俳優。ストーリーもキャラクターも、これまでのキムスヒョンとはまったく違うドラマだった。
キムスヒョンは、とぼけた役柄をみごとに演じ、ドラマは好評のうちに終了した。
視聴率は最高で18%を記録。
ここ最近の韓国ドラマでは、2ケタなら大成功といわれている。
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この時点で、KBSとしては、キムスヒョンに演技大賞を与えることを決めていたのだと思う。
ところが、思いもかけない人気ドラマがその後現れる。
韓国ドラマ 「お願い、ママ 原題 부탁해요, 엄마」(ユジン・イサンウ・コドゥシム・キムミスク)
である。
週末ドラマなのだが、その前に放映された「青い鳥の家 原題 파랑새의 집」の不振を払しょくする大人気ドラマとなる。
最高視聴率は33パーセントという、近年の韓国ドラマでは奇跡ともいえる人気ドラマだ。
(現在も韓国で放送中)
ドラマの主役はユジンとイサンウだが、ユジンの母親役のコドゥシムの演技がダントツで光っている。
だいたいにおいて、この演技大賞は、1年の後半に放映されたドラマの方が有利だと言われる。
キムスヒョンの「プロデューサー」は春に放映され、ドラマの回数も12回と、韓国ではミニシリーズと言われる分類になる。
一方の「お願い、ママ」は、KBSのメインのドラマともいえる、週末ドラマで、しかも54話の本格的ドラマ。
そして、7月の放映開始当初からずっと高い視聴率を更新し続けている。
だから、この「お願い、ママ」のコドゥシムを差し置いて、キムスヒョンに演技大賞を単独で受賞させるのは、なんともまずい。
だが、韓流スターであり、兵役入隊前で今大人気のキムスヒョンに
KBS演技大賞最年少受賞
という栄誉をなんとしても与えたい、というのが、テレビ局側の事情だったのだろう。
最近は、韓国国内でも、地上波放送局の演技大賞に対して、賞を乱発しすぎ、との批判があいついでいる。
なかでも最近目につく、大賞を二人に同時に与える
共同受賞
は、批判が多いところだ。
実際、二人が大賞というのは興ざめでしかない。
金メダルも、一人(ひとつのチーム)だからこそ重みがあるもの。
地上波のテレビ局で、MBCとSBSは、この共同受賞を乱発して不興を買っていたが、ついにKBSも「共同受賞」をやってしまった。
「KBSもお前もか」である。
キムスヒョンの演技力と人気も認めるが、こんなかたちでの受賞は、なんとなくスッキリしないのだ。
コドゥシムの心中も複雑だったのではないか、と勝手に推測している。
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