【秘密の森】13話 ショッキングなラスト 続きが見たくてたまらない おすすめの韓国ドラマ【韓国語もうまくなります】

韓国ドラマ「秘密の森」

12話の終わりも衝撃だったが、13話のラストもショッキングだった。

韓国ドラマ「秘密の森」は、いったい、何度視聴者を驚かせてくれるのだろうか。

脚本が相当綿密に準備されているのだと感じる。

韓国で大ヒットした
  • ドラマ「シグナル」
に続き、韓国で高視聴率を上げた人気ドラマになった理由がわかる。
  • ドラマ「シグナル」みたいにおもしろい
と評判になったも、あまりにもストーリーがよくできているからだ。

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「トッケビ」の脚本家 キムウンヒも絶賛

人気ドラマ
  • ドラマ「トッケビ」(コンユ)
  • ドラマ「ミスターサンシャイン」(イビョンホン)
を書いた脚本家のキムウンヒも、
  • 「秘密の森」は面白過ぎる。脱帽した
と、「秘密の森」を書いたイスヨンを絶賛している。


綿密に計算された「秘密の森」の演出

見ていて胸がつまるのが、

韓国ドラマでよくある、
  • 最高に幸せな瞬間が一気に最悪へと崩れる瞬間
が登場する。

不幸を際立たせるには、それ以前の幸福なシーンの演出が重要。

そのコントラストが深いほど、悲劇が強調される。

その演出がうますぎる。

視聴者の心理を知りつくした演出だ。

チョスンウの演技のうまさにしびれる

チョスンウは、こどものときに脳の手術をしたため、感情の起伏がとぼしい。

ただ、感情がないのではない。

反対に大きな衝撃を受けると気を失ってしまう。

チョスンウは、いつも抑えた顔の表情をする。

だから、知らない人からすると、無表情で冷たく見える。

そんな中で、刑事のペドゥナにたいしては、すなおに感情を表現する。

ペドゥナの家(屋上にある家 옥탑방 オクタプパン)で、特任検事のメンバーとサンギョプサルを食べる時、ペドゥナの部屋の壁に自分の似顔絵があるのを発見する。

無表情なチョスンウをデフォルメして描いている絵を見て、ちょっと怒った表情をつくるチョスンウ。

これが本当に微妙な表情なのだが、こういう表現がほんとうにチョスンウはうまい。

チョスンウの演技のうまさは、
  • 映画「マラソン」(キムミスク)
で自閉症の青年役を演じた時にすでに証明されていた。

ちなみに、この映画「マラソン」でチョスンウのオモニ(母親)役を演じたキムミスク。

とても優雅で上品で素敵な女優だが、チャンドンゴンと共演して屈辱を味わっている。

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チョスンウは、その後、
  • 映画「タチャ~イカサマ師」
では、キムヘスと共演した。

キムヘスはこの「タチャ」で、チョスンウとベッドシーンを演じ、みごとなヌードを披露している。

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大ヒットした
  • 映画「インサイダーズ 内部者たち」
では、イビョンホンと共演し、チョスンウは検事役を演じた。

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チョスンウがすごいのは、作品ごとにまったく違う人物を演じられるところだ。

ペドゥナのセリフの細やかさに感心

ペドゥナもいい。

脅迫されてショックを受けている(表情には出さないが)チョスンウが気になって、ドリンクを買って、夜チョスンウの家を訪れる。

(夜にコーヒー?)

と思ったら、
  • 카모마일 カモミール
  • 睡眠を促進してくれる成分が入っているそうです
と差し出す。

この心遣いがおしゃれだ。

押しつけがましくなく、相手に対する思いやりにあふれている。

ていうか、これを書いた脚本家もディテールをよく考えていると感心した。

チョスンウは、部下の女検事であるシンヘソン【役名 ヨンウンス】に対しては、冷たいくらい厳しいのだが、ペドゥナにたいしては、とても敬意をはらっているところもいい。

部下の検事役シンヘソンも魅力的

シンヘソンは、今絶好調の女優で、パクシフの地上波復帰ドラマである、
  • ドラマ「黄金のわが人生」
にも出演している。

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シンヘソンは、つくった感じじゃない、自然な美しさが魅力的な韓国女優だ。

 
チョスンウは、ペドゥナを呼ぶ時も、
  • 경위(警衛)님
といつもきちんと敬称(님 ニム)をつけて呼ぶ。

こういうところも、チョスンウの権威主義的でない性格があらわれている。

【ミニ知識】경위(警衛)とは?

  • 경위(警衛)というのは、警察官の階級の一つで、警察官の幹部
  • 日本でいうと、警部補にあたる

カモミールを買ってきたペドゥナがそのまま帰ろうとすると、
  • 「ちょっと中に入りませんか?」
というところも、さりげないが、チョスンウがペドゥナに心を開いているあかしだ。

映画「麻薬王」では失敗したペドゥナ

ペドゥナは、ソンガンホ主演の映画にも出演している。
  • 映画「麻薬王」【2018年12月封切】
だ。

実在の人物を描いた映画で、監督が「内部者たち~インサイダーズ」のウミンホだったので期待されたが、内容はイマイチだった。

ペドゥナは、ドラマ「秘密の森」とはまったく違うタイプの女性を演じているが、全然合っていなかった。

いい俳優でも、配役をまちがうと、その実力を発揮できないということなのだろう。


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わき役の演技もうますぎる

韓国ドラマ「秘密の森」にはこんなシーンがたくさんある。

その中で、印象的だったのは、事件の被害者の息子パクキョンワン役のチャンソンボムが、亡くなったアボジ(父)を思って嗚咽(おえつ)するシーン。

こらえながら泣くシーンがうますぎる。

韓国ドラマ「秘密の森」の魅力は、主演のチョスンウ、ペドゥナだけでなく、助演の俳優たちがしっかりといい演技でドラマの奥行きをきわだたせているところだ。

だから、ストーリーが現実離れして感じられない。

ストーリーの展開はとても劇的なのだが、登場人物たちの会話にリアリティがあるので引きこまれてしまう。

たとえば、イチャンジュン役のユジェミョンが、部下のイジュンヒョク【役名 ソドンジェ】に
  • 다음부턴 나서지 마
  • 今度からは出しゃばるな
  • 네 오깬 철로 만들었어
  • おまえの肩は鉄で出来てるのか
というシーン。

車の中でボソッと言うだけだ。

最初はイジュンヒョクを責めているように聞こえるのだが、ぶっきらぼうのようで、実は、イジュンヒョクのことを心配して言っている、というのが視聴者に伝わる。

ユジェミョン【役名 イチャンジュン】の真意を感じとったイジュンヒョクが、ハッとする、というシーン。

この前のシーンで、部下のイジュンヒョクがユジェミョンををかばおうとして肩をケガしていたからだ。

よくある韓国ドラマの露骨すぎる表情や、わかりやすいセリフとはまったく違う。

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イケメンだけじゃないイジュンヒョクの演技力

このイジュンヒョクという俳優も、めちゃめちゃイケメンで、本当は主役を張れる俳優なのだが、こういうわき役での演技がまた光っている。

イジュンヒョクの実力は、ドラマ「赤道の男」(オムテウン・イボヨン)の時に感じた。

立身出世のために親友を裏切るという屈折した人物の演技がうま過ぎたからだ。

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四字熟語を覚えられて韓国語力もアップする一石三鳥のドラマ

韓国ドラマの魅力はディテールにあるというのが私の確信だが、この韓国ドラマ「秘密の森」は、それを十分すぎるぐらい表現してくれる。

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その上に、まさかの展開まで用意してくれている。

そして、韓国語のボキャブラリーが増える四字熟語もふんだんに出てきて、韓国語力をアップさせてくれるのだ。

まさに、
  •  一石三鳥
  •  일타삼피
の役立つ韓国ドラマだと言える。

最終回が15話なのだが、見るのがもったいなくて、手が出せないでいるのはこういう理由にもよる。


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ではまた

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