おすすめ 韓国ドラマ 「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」 最終回 キムレウォン(パクチョンファン)の壮絶な最期! 詩 「落花」(イヒョンギ)が、このドラマのテーマだった


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韓国ドラマ 「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」(キムレウォン・キムアジュンチョジェヒョンチェミョンギル)最終回

あまりにも感動的なラストに、しばらく余韻にひたる。


このドラマの中で、最初の方(第4話)に出てきて、その後もドラマのセリフの中で何度も出て来た

 詩「落花 原題 낙화」 イヒョンギ 이형기


を読み返してみる。


今、ドラマを最後まで見てみると、まさにこの詩が、ドラマ 「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」のテーマだったのだと思う。


最初の3行は、去るべき時に去ろうとしない、権力の座にある者に向けて使われていた。


詩全体を読むと、これはまさに30代の若さでこの世を去らなければならなかった主人公のパクチョンファン(キムレウォン)の人生を表現していることに気づく。


キムレウォン演じる検事パクチョンファンは、まちがった道を歩んだが、死を前にして、自分がやったことに「けり」(おとしまえというべきか。。。)をつけて行った。


そして、残される、自分が見ることのできない、次の時代を生きる愛する者に何かを伝えようとした。


韓国ドラマ 「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」は、ドラマとしての完成度の高さと、俳優たちのみごとな演技力で、緊張感を最後まで失わず、視聴者の心をひきつけた。


最終回の視聴率は19パーセントを超えた、というからすごい。




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キムレウォンは、余命宣告を受けた主人公パクチョンファンを演じるために、壮絶なダイエットをしたという。


だから、終わりに近づくにつれ、最初の頃(それでもやせていた)よりもっと頬がこけ、悲壮感がただよっていた。



ドラマに流れる音楽がものがなしく切なく、それなのに、次に続く「希望」を感じられるのはなぜだろう。



このドラマのように、第1話から主人公のラストが予見されている場合、ある程度展開が見えるものだが、このドラマはそんな小手先の演出は使わなかった。


人間が生きる、ということ自体が奇跡なのだということを見せてくれたドラマだ。


この詩「落花」(イヒョンギ)の本当の意味は、いちばん最後の一行にあるのだと思う。


詩人イヒョンギの創作ノートによると、まずいちばん最初にこの

 내 영혼의 슬픈 눈

私の魂の悲しい目


という一節が浮かんだという。



この一行に、パクチョンファン(キムレウォン)の人生が込められている。


パクチョンファン(キムレウォン)は、花のように散って行ったが、決してむなしい人生ではなかった。


愛する人たちの心にたくさんのものを残して去って行ったからだ。



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